平塚市の公立中学校で2日、給食が始まった。6月に完成した給食センターから初めて給食が届けられた。
市立江陽中学校の3年生のクラスでは、唐揚げや地元産の小松菜など野菜たっぷりのみそ汁を給食当番が手早く配膳。みんなで「いただきます」と言って和気あいあいと食べた。
当番を担当した男子生徒は「久しぶりだったけど体が覚えていて本能でできた」。女子生徒は「温かくやさしい味。お母さんもめっちゃ喜んでいた」と話した。
意外に人気だったのが、米どころ・平塚産のブランド米「はるみ」を炊いたごはん。ふりかけが付いたこともあり、おかわりが相次いだ。
市の栄養士の伊藤淑江さんは「今まで各自の嗜好(しこう)に合わせた弁当だったので、特にごはんの量がきちんと食べられるか心配していた」とうれしそうだった。
この日は台風10号による大雨の影響で市内の小中学校の一部が休校となり、中学校では15校中9校で実施された。3日からは全校で実施予定。(足立朋子)